#4/下関・門司寺社巡り
だんだん寒くなってきましたね。季節はもう秋なんですけども、今日は初夏の下関旅行についてのレポです。
参拝日:2018/7/21
神戸市から夜行フェリーで新門司港へ。
下関駅に到着。開けた地方都市、という感じです。
まずは駅から徒歩2分の大歳神社へ。
------☆大歳神社------
大歳神社は高台にある小さな神社です。源義経が壇ノ浦の戦いの直前に戦勝祈願をしたことで知られています。
続いて、同じく駅近の海峡ゆめタワーへ。高さ153m。関門海峡が一望できます。
下関駅。
有名な巌流島も見えます。
対岸は門司港エリアです。
海峡ゆめタワーの後は、バスで唐戸エリアへ向かいます。
------☆亀山八幡宮------
大内氏や毛利氏からも保護された長門国三宮、亀山八幡宮。下関総鎮守の神社です。鳥居をくぐり石段を登ります。
幕末の亀山砲台はこの場所に置かれていました。
道路を挟んですぐのところに海があります。
社殿は切妻が特徴的。
昼食は唐戸市場。刺身がおいしいです。フグの刺身や唐揚げもありました。
昼食後、赤間神宮へ。安徳天皇が祀られています。水天門という楼門が有名です。
------☆赤間神宮------
外拝殿。扁額は有栖川宮熾仁親王殿下の書です。
境内社の紅石稲荷神社。
境内社の大連神社。
境内社はどれもそれなりの規模があります。
赤間神宮を後にし、関門海峡の人道トンネルに徒歩で向かいます。そこそこの距離があります。1kmと少しくらいでしょうか。
途中で関門橋の真下をくぐります。外国船の航行も頻繁にあります。
関門人道トンネル入口の前には御裳川公園(みもすそがわこうえん)という公園があります。壇ノ浦の戦いで活躍した源義経らの像が建つ場所です。
対岸に見える九州へ、トンネルを通って行きます。
人道トンネルですが、れっきとした国道です。
途中には県境が!
15分ほど歩けば対岸の和布刈(めかり)です。
下関側。左側の塔が海峡ゆめタワーです。
和布刈神社に参拝。九州最北の神社です。
鳥居の眼前には関門海峡が広がります。
和布刈神社から徒歩10分ほどでトロッコの関門海峡めかり駅に到着。トロッコに乗車します。
九州鉄道記念館駅に到着し、近隣の門司港駅への乗り換えまでの時間に門司港レトロエリアを観光。
門司港駅の工事はもうすぐ終わりそうでした。
この日の行程はここまでです。読んで頂きありがとうございました〜
次回は情緒あふれる城下町、福岡県秋月のレポです。乞うご期待。
#3/矢田寺〜西ノ京周辺寺社巡り③〜
こんにちは。前回の更新から早2週間。なかなかブログを書くのがしんどいのですが、書くネタは無限にあるので頑張って更新していきます。
それでは前回の続きです。薬師寺から西ノ京駅→近鉄郡山駅 と移動し、まずは大和郡山城へ。徒歩10分くらいです。
------☆大和郡山城と柳沢神社------
郡山城の櫓群、追手東隅櫓(上)、追手向櫓と追手門(下)です。天守こそありませんがなかなか見応えがあります。ここの城主は筒井順慶、豊臣秀長、増田長盛、水野勝成など錚々たる顔ぶれ。
そして本丸付近にあるのが柳沢神社。徳川綱吉の側近で重職を務めた柳沢吉保公を祀っています。ちなみにこの吉保公の子の吉里公が郡山藩柳沢家の初代藩主となっています。
拝殿。
近くに天守台があり、櫓群を一望できます。
左側にあるのが旧奈良県立図書館だそうです。明治っぽい建築。
一旦近鉄郡山駅に戻り、路線バスで矢田寺に向かいます。
------矢田寺------
あじさい寺こと矢田寺。6月16日に行ったので、いい感じにあじさいが咲いていました。6月16日に行ったのに何で今頃ブログを書いているんでしょうねぇ…←
いきなりあじさいがお出迎え。上の写真の境内図にあるように、本堂の左下にあじさい園があります。まずはその写真から。
ハート形のあじさい(笑)
あじさいを観賞した後は本堂へ。
閻魔堂。中では地獄についてのお話をして頂きました。
舎利堂。ここから奥之院に向かいます。
矢田寺の奥之院は四国八十八箇所巡りのお寺の名を冠したお地蔵様が道中に八十八箇所分あり、全て回ることで四国八十八箇所巡りと同じご利益を頂けるとされています。
かなりの山道で、距離も長いです。
見晴小屋のような場所から。奈良盆地を一望できます。
麓のバス停からは矢田山が望めます。
以上、西大寺から矢田寺までの行程でした。次回は西へ飛んで下関です。がんばって更新しますね。それでは。
#2/唐招提寺・薬師寺〜西ノ京周辺寺社巡り②
前回のブログから2カ月の間サボっていましたが、その間も色々な寺社に行ってきたのでそろそろ書くことにします。怒涛の更新です。
〜#1の続き〜
------☆唐招提寺------
大和西大寺駅から近鉄橿原線に乗り込み、西ノ京駅へ。言わずと知れた鑑真和上の名刹、唐招提寺へ向かいます。
唐招提寺までは徒歩10分ほどです。
入口で拝観料を払い境内に入ると、すぐに国宝の金堂が見えてきます。
面倒なのでざっと伽藍を紹介していきましょう。
講堂(国宝)
鼓楼(国宝)
礼堂(重文)
東室(重文)
宝蔵(国宝)
経蔵(国宝)
開山堂。中に鑑真和上の像が安置されています。
そして境内の一番奥に鑑真和上御廟があります。奥の院的な雰囲気です。
他に重文の御影堂などもありますが、工事中で拝観はできませんでした。
とはいえ、これほど国宝が多いのは、さすが奈良、さすが唐招提寺といったところでしょうか。
------☆薬師寺------
薬師寺と言えば五重塔ですが、まずは玄奘三蔵院からお参りしました。
西遊記で有名な玄奘三蔵の弟子である慈恩大師が開いた宗派が法相宗ですが、薬師寺はその法相宗の大本山です。そのような繋がりで玄奘三蔵院があるわけなのですが、これがまた豪華絢爛。日本のお寺というよりは、中国の宮殿というような外観です。
拝観料が1200円くらいで少し高いのですが、まあそのくらいの価値はあるでしょう。文化財保護のためには出費を惜しんではなりません。(ちょうど平山郁夫画伯の壁画展をやっていたので、普段はもう少し安いかも…)
回廊に囲まれる形で、中央に玄奘塔。
玄奘塔の扁額には「不東」の文字が。これは玄奘三蔵が天竺を目指した際、絶対に唐のある東の方向へは戻らない、という決意が示された言葉です。
大唐西域壁画殿。
玄奘三蔵院伽藍を後にし、白鳳伽藍へと向かいます。ここには有名な五重塔、東塔と西塔があるのですが、今回は東塔が工事中で拝観できず。
まずは食堂(じきどう)です。名前の通り食堂の役割を果たしていました。現在は堂内には壁画が展示されています。
続いて大講堂。
41m×20m×17m、伽藍の中で最大の建物です。
金堂。中には国宝の薬師三尊像が。
そして二基の五重塔、東塔と西塔です。
左が東塔、右が西塔。東塔は国宝(工事中)、西塔は近年復元されました。
金堂と大講堂。
そして最後に、中門と回廊です。
回廊の外には国宝の東院堂もあったのですが、写真を撮り忘れました…中に入って静かにお参りすることができるお堂です。忘れずにご参拝ください。
#1/西大寺〜西ノ京周辺寺社巡り①
6月。あじさいの季節ですね。
奈良のどこかに行こうとは思っていたのですが、たまたま大和郡山市の矢田寺が「あじさい寺」と呼ばれていることを思い出したので、矢田寺と近くのお寺に行くことにしました。
まずは自宅最寄駅から大阪難波駅まで出て、近鉄の「奈良世界遺産フリーきっぷ」を購入。1500円と、十分元が取れそうな値段です。
http://www.kintetsu.co.jp/senden/Railway/Ticket/sekaiisan/nara_nishi.html
途中の石切辺りがとても景色が良いのですが、写真を撮り損ねた、、、
あっという間に大和西大寺駅に到着。乗り換え時間が長かったので、駅からすぐ近くの西大寺にふらっと立ち寄ることに。
西大寺は駅からわずか100m!電車勢にはありがたい距離です。
あっという間に着きました。真言律宗総本山。765年、称徳天皇による建立とのこと。
さすが南都七大寺。境内が広いですね。
それでも創建当時は100以上の堂塔があったそうなので、規模はかなり縮小されています。
まずは四王堂がお出迎え。中には四天王様と観音様が。国重文です。
扁額には観音殿を意味する「大悲殿」の文字。
この日は空が綺麗でした。
少し歩くと広々とした空間が。
本堂(国重文)
愛染堂。立派な入母屋造です。
鐘楼。
そして東塔跡。礎石だけが残ります。昔は東塔西塔と二基の五重塔があったそうです。
ちなみに境内の外に飛地として、石落神社という西大寺の総鎮守社がありました。
階段がなく商品の陳列棚のような棚がついている、見世棚造という形式の本殿。
さあ、西大寺を後にしていよいよ西ノ京へ…
というわけで次回は西ノ京のレポになります。それでは。
〜#1〜