#2/唐招提寺・薬師寺〜西ノ京周辺寺社巡り②
前回のブログから2カ月の間サボっていましたが、その間も色々な寺社に行ってきたのでそろそろ書くことにします。怒涛の更新です。
〜#1の続き〜
------☆唐招提寺------
大和西大寺駅から近鉄橿原線に乗り込み、西ノ京駅へ。言わずと知れた鑑真和上の名刹、唐招提寺へ向かいます。
唐招提寺までは徒歩10分ほどです。
入口で拝観料を払い境内に入ると、すぐに国宝の金堂が見えてきます。
面倒なのでざっと伽藍を紹介していきましょう。
講堂(国宝)
鼓楼(国宝)
礼堂(重文)
東室(重文)
宝蔵(国宝)
経蔵(国宝)
開山堂。中に鑑真和上の像が安置されています。
そして境内の一番奥に鑑真和上御廟があります。奥の院的な雰囲気です。
他に重文の御影堂などもありますが、工事中で拝観はできませんでした。
とはいえ、これほど国宝が多いのは、さすが奈良、さすが唐招提寺といったところでしょうか。
------☆薬師寺------
薬師寺と言えば五重塔ですが、まずは玄奘三蔵院からお参りしました。
西遊記で有名な玄奘三蔵の弟子である慈恩大師が開いた宗派が法相宗ですが、薬師寺はその法相宗の大本山です。そのような繋がりで玄奘三蔵院があるわけなのですが、これがまた豪華絢爛。日本のお寺というよりは、中国の宮殿というような外観です。
拝観料が1200円くらいで少し高いのですが、まあそのくらいの価値はあるでしょう。文化財保護のためには出費を惜しんではなりません。(ちょうど平山郁夫画伯の壁画展をやっていたので、普段はもう少し安いかも…)
回廊に囲まれる形で、中央に玄奘塔。
玄奘塔の扁額には「不東」の文字が。これは玄奘三蔵が天竺を目指した際、絶対に唐のある東の方向へは戻らない、という決意が示された言葉です。
大唐西域壁画殿。
玄奘三蔵院伽藍を後にし、白鳳伽藍へと向かいます。ここには有名な五重塔、東塔と西塔があるのですが、今回は東塔が工事中で拝観できず。
まずは食堂(じきどう)です。名前の通り食堂の役割を果たしていました。現在は堂内には壁画が展示されています。
続いて大講堂。
41m×20m×17m、伽藍の中で最大の建物です。
金堂。中には国宝の薬師三尊像が。
そして二基の五重塔、東塔と西塔です。
左が東塔、右が西塔。東塔は国宝(工事中)、西塔は近年復元されました。
金堂と大講堂。
そして最後に、中門と回廊です。
回廊の外には国宝の東院堂もあったのですが、写真を撮り忘れました…中に入って静かにお参りすることができるお堂です。忘れずにご参拝ください。